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北海道雪崩講習会講師養成クラスの見学
いくちゃんから資格を取れ、と言われている講師養成クラス。「取ったら只でいつでも私を教えてくれるでしょ」って、なに?!
そんなこんなで、行ってきました。初日の屋外実習は旭岳山頂がこんな感じで見える、ロープウェイ山麓駅の脇です。ここで講師養成クラス参加者の受講生となって教わるわけです。昨年度基本クラスを受講済みなので、内容は良く分かります。講師それぞれのBackgroundによって説明内容も多少変わるけど、未経験の新鮮な情報を得ることも出来、参加して良かったです。
ラミネートした紙をラベルに使用するアイデア、良いですね!新説、こしまり、しまり、ざらめ、等を書いて刺しておくと説明も容易になります。
このあと、セルフレスキューとシャベリングを1時間やってその日はお終い。宿舎に戻り反省会後、夕食。その後二日目の雪観察研修内容の講義。そして懇親会。持参したニセコ酒造のえぞの誉黒米入り、あっという間に無くなってしまった。(T_T)
翌日は初旭岳ループウェイ。天候も良く、風も穏やか。山頂駅に着くと新雪30cmほど。
今日の作業も基本は昨日と同じ。違いは、作業結果をどのように書き記すか、と言うことのみ。現場までの移動で多少滑れたけど、一本きっちりと滑りたかったな〜。
最初の観察が終わり、2回目の観察地点への移動中、体調がおかしくなってきました。熱っぽい。吐き気がする。喉や鼻はおかしくないし、昨日食べすぎたかな?飲み過ぎてはいないし?だめだ〜、横になりたい、と言うことで一足早く引き上げました。
4 件のコメント
旭岳、今年は?ご一緒できそうですね~。
むふふなところ案内しますよ~。
2010年12月22日水曜日 – 11:08 PM
やまだ
うしじまさん
おれ:むふふ!
いく:むふふ?
一緒:お願いしま〜す!
2010年12月23日木曜日 – 01:04 AM
田下 大海
この後のスライドになったわけですね?
お体のお加減は如何ですか?
私もその日から具合が悪くなり、
本日も咽頭痛がまだ残ってます。
2010年12月24日金曜日 – 08:35 AM
やまだ
田下さん、
はいそうです。下りの途中でスライドでしたね。
おかげさまで火曜朝までゆっくりと寝たおかげで、熱も下がりました。
そのため、月曜朝一東京へ、そして水曜日夜またヒルズへ、と言う移動が無くなって体も楽でした。(^^)
でも日曜夜からまた一週間東京です。これがきつい。(T_T)
2010年12月24日金曜日 – 11:04 PM
第16回北海道雪崩講習会 総合理論講座
初アルテン
苫小牧のアルテンで初キャンプを楽しんできました。 今回はいつものヘッドではなく、ゲレンデです。 お誘いを受けたときには数組なのかな?と思っていたのですが、行ってびっくり!トレ、自走併せてアルテンのオートサイト161台分を8割方埋め尽くしていた感じでした!
もう一つ楽しみにしていた、異なる機種のアバランチビーコンの操作実習。アルバは初めて触ってみましたが、聞けばなるほど、納得!の機能。良いですね。
夜になると、またいつものように様々な種類の美味しいものだらけ!いやぁ、太って帰ってきました。遊んでいただいた皆さん、ありがとうございました!
KIPの車庫として5月から10月末まで借りている販売店の倉庫。いつもは5台しか入っていませんが、そろそろ冬ごもりの方々のトレが入ってきてます。アルテンに向かって出庫し、これからは露天駐車です。
2 件のコメント
倉庫の中は冬眠組ですかねー。
いよいよ冬ですね~。楽しみです。
2010年11月16日火曜日 – 08:41 AM
やまだ
冬季になると最前列の2台が出庫し、この倉庫には十数台が冬眠するそうです。
これからがトレの本領発揮の楽しい季節ですね!
2010年11月17日水曜日 – 08:28 PM
2010年 北海道山岳雪崩安全セミナー
中山峠スキー場もオープンし、今年もテレマークのシーズンがやってきました!
今年の基礎、中級、講師養成クラス受講者は現在80名程。我が家は中級クラス受講ですが、 まずは、上記セミナーの受講です。
ビーコンの実習では、今まで触ったことの無かった、マムート、BCA TRACKER2を操作できたのは良かったな〜。近づくと音が変わって注意を促すって良いですね!
また利尻岳雪崩事故報告では、雪庇崩落により2名が転落し、一人は50m ロープ一杯伸び切って雪壁上で停止。他の一人はロープが破断。更に誘発された雪崩により約760m程度まで滑落! 幸い2名とも大事には至らず、自力下山 した、その当事者による報告でした。最新号の岳人には別の角度から「なぜロープが破断したのか?」がメインで記載されているようです。我が家のテレマーク スキーでは行かないようなシチュエーションではありましたが、雪崩に巻き込まれながら、どう行動したかが非常に参考になりました。良く言われている「呼吸 の確保」「雪崩により下方に埋もれないために泳ぐこと」を如何に行ったかの、貴重な体験を伺いました。
そして、最新ビーコンテスト報告。 テスト機は、ARVA 3 axes, ARVA Evolution 3, MAMMUT PULSE Barryvox, ORTOVOX S-1, PIEPS Freeride, TRACKER2。
実はS- 1は我が家からの貸し出しです。なので今回のテスト結果は、機器の個体差があったとしてもダイレクトに受け止められる。その評価は如何に! 結果は、取説 に書いている内容とは異なる自分の印象と同じものでした。今後、探索の時のジグは20mで行います。もしくは最初に購入したアナログのアルパインビーコン AB-1500との併用が良いかも。
ビーコン実習で体験しましたが、それぞれの機種はそれぞれ良いところがありますが、また、癖もあります。それを理解し使いこなしていくことが必要だと思いました。アナログとデジタルを搭載した機種は探索距離が長いのですが、突然逆方向を示したり、1カ所で360度回転させられたりと。
S-1の探索距離は他の機種に比べ劣るところもありますが、いったん埋没者を認識した 後の最終探索は他のどの機種よりも簡単で早い。また複数埋没の探索も理解しやすい、ということも、改めて認識しました。購入してからソフトのバージョン アップが1回ありましたが、次回は探索距離に関しての改善が出来たら良いな〜。
以上のセミナー内容につきましてご興味がありましたら、LINKの北海道雪崩研究会へどうぞ!
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11月2日追記
安藤氏の報告で重要だと思ったことを備忘録として追記します。
もし雪崩に巻き込まれた際、以下のことを覚えていると良いかも。
- 雪崩の流れる流速、向きは一様ではないこと。そのため、いろいろな体勢で流され、埋まったり、斜面の遷急線付近(緩斜面から急斜面への切り替わり地点)で雪崩表面に出されたりを繰り返したこと。
- 速度が落ちると、雪に締め付けられ呼吸困難になること。
- 体の流れとは異なるヘルメットに引っ張られ、首を絞められること。安藤氏は途中で外すことが出来た。
- 呼吸の確保のために口の前に両手で空間を確保しようとしても、雪に押され顔面に押しつけられてしまう。そのため、両手で作った空間を顔面から離すような動作が主だったこと。
- 体がある程度動かせる状況時は肩から肘を使って泳ぎ、雪崩により下方に沈み込むことを防いだこと。クロールの様に泳ぐことは出来る状況では無かったこと。
- 体が異なる方向に引っ張られ、ひねられる状態になったことにより、左膝内側側副靱帯断裂、右肩鎖関節亜脱臼。
- 途中何度か呼吸困難となり落ち掛かるが、ラッキーなことにその度に斜面の遷急線付近で雪面に出たりして、口内に詰まった雪塊を手で掻き出すことが出来たこと。
- デブリ末端の遷急線付近で飛び出すようにして、停止。息を整え二次雪崩の危険の確認を行ったこと。電話連絡が取れるか試みたこと。
3 件のコメント
今年も満席だったようですね。
ビーコンも相性があるし、なかなか奥が深いですよね。
今度、S-1使わせてください。
2010年11月2日火曜日 – 11:32 AM
やまだ
うしじまさん、
今週末はビーコン実習しますか!
S-1 x 2台と、アルペンビーコン1500、DTS trackerの計4台ありますよ。
2010年11月3日水曜日 – 12:31 AM
OKです。
うちのアルバ持っていきます。
2010年11月3日水曜日 – 01:33 AM
第12回北海道雪崩研究会
気温29度のまるで真夏の様な日差しの中、札幌で第12回北海道雪崩研究会が行われました。
プログラムのメインは、今年の1 月16日尻別岳で起きた雪崩死亡事故報告です。しかもその報告が、アルパインガイドノマドの宮下さんが行うと。一番疑問だった、全員がビーコンを持ってい たにもかかわらず、なぜ事故発生から発見まで40分も掛かったのかが良く分かりました。報告の後の数々の質疑応答にも丁寧に答えて頂きました。ありがとう ございました。ブログ炎上についてお聞きしたかったのですが、さすがにこの場ではね。また、 この事故は未だ、業務上過失致死で調査中とのことでした。
僕は、まだまだ夏モードです(^^ゞ
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この投稿は2010年7月1日木曜日 – 11:17 PMに行われましたが、
管理人の不注意により、削除されてしまいましたので、back upより
手入力にて復旧させたものです。
最悪、自宅BBQかと。
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この投稿は2010年7月1日木曜日 – 11:44 PMに行われましたが、
管理人の不注意により、削除されてしまいましたので、back upより
手入力にて復旧させたものです。
第15回北海道雪崩講習会
我が家夫婦の趣味はテレマークで、バックカントリーでパウダーを滑ること。ニセコを知ってしまってからは、それまで最高!と思っていた八甲田の雪が激重に感じてしまいました。
そのニセコで昨年2009年2月3月と立て続けに雪崩事故が起こりました。場所はよく滑りに行くニトヌプリと、未だ眺めているだけの羊蹄山。そう言えば、2007年2月にも八甲田でもお世話になっていた酸ヶ湯温泉のガイドツアーで雪崩事故による死亡者が起きたし。
と言うことで、2009年11月からの第15回北海道雪崩講習会-基本クラスに参加することにしました。
2月27日-28日の二日間は、机上講習、レポート課題、中山峠でのプレ実習講習を経て、学習の成果を試される最後の実習講習です。内容は、
初日
積雪安定性評価
積雪断面観察
プローブによる人体接触感覚
ビーコンによる埋没者の探索訓練
プローブ探索
二日目
雪崩危険斜面でのルートの選択とパーティの行動
埋没体験
セルフレスキュー訓練
中級クラスのセルフレスキュー訓練見学学習
シャベルコンプレッションテストのための雪の切り出し中です。30cm x 30cm x 100cmの四角柱を掘り出しています。この作業にはスノーソーが必須ですね。
シャベルコンプレッションテストは切り出した四角柱の上にシャベルを置き、手首を支点に手の平で10回、肘を支点に握り拳で10回、肩を支点に握り拳で10回シャベルを叩き、四角柱のどこかに層が潰れたりずれたりしないかを確認します。 ずれは直ぐに分かりますが、層の潰れはスノーソーで綺麗な断面を作っておかないと見落とすことがあります。
もう一つの円柱テストです。直径30cm x 100cmの円柱を掘り出し、手で引く剪断テストです。これも手首で引く、肘からの腕で引く、肩からの腕で引く、腰を入れて引く、とテストします。
積雪断面観察のためのピット堀り作業です。埋没者を救出するための搬出可能なピットを確保するためのシャベリングの練習を兼ね、最前列、第二列、第三列の体制で掘り出しています。
まずは積雪内の温度勾配を確認します。外気温-4.7℃、雪面から10cmm毎に計ります。120cmmまでは温度が下がり続け、その下は上がり傾向でした。通常は表面近くが低温で地表に行くほど高温になり、地表面で0℃になるそうです。
刷毛で掃いてみると、一様に見えた積雪層内にも堅い部分と柔らかい部分があることが分かります。
つぼ足での踏み跡の下は洗面器をひっくり返したように踏み跡の影響が出ています。新雪の場合、最大1mの深さまで影響が出るそうです。その為、ピットテストでは1m堀り下げて積雪安定性を確認する必要があります。つまり、人間が入ることにより、1m下の弱層に刺激を与え雪崩が発生する可能性があると言うことです。
この断面を利用して、プローブによる人体接触感覚を経験しました。強く刺さないと当たった物が、人か、ザックか判断が付かないそうです。窒息させるより、怪我をさせても良いから力強く刺して感触から判断するように、と言われましたが。我が身だった場合は優しくして欲しい
なぁ。いくは、「ケガしても早く出してほしいと思います。。。。」と。
この後は、ビーコンを持っていない埋没者の捜索です。一番埋没の可能性のあるデブリの末端から上方に向かい、足の幅40cm、 一人一人の間隔を40cmにして一線に並びます。そしてリーダーの「右刺せ!」指示に合わせ、自分の右足先にプローブを刺します。「抜け!」の指示に従い 引き抜き、「左刺せ!」で左足前に刺します。そして「進め!」で40cm。この繰り返しです。注意すべきことは、鉛直に刺すことと、常に横一直線になって いること。万一「これだ!」という感触があったら黙って手を挙げ後ろのシャベル隊に知らせます。これは時間がかかります。今回は8人で6m四方ほどの探索 でしたが、10分近くかかりました。この範囲ビーコンなら1分以内です。
二日目の埋没体験です。たった30cm程でしたが、結構重いです。周りの雪がどんどん圧縮されて堅くなって来るのが分かります。実際1mも埋められたら怖いなぁ。その深さでも外からの声は結構聞こえるそうです。
中級クラスのセルフレスキュー訓練準備中です。ダミー人形を120cmに完全埋没させます。
こちらは生身の人間の完全埋没埋です。安全を考え、雪のブロックで空間を作ってあり、また、プロービングで怪我をしないよう、シャベルのブレードで要所要所をガードしています。
こちらは半身埋没。この後頭も埋められ、手袋のみ雪面に出ている様になります。
右手の林の向こうに探索メンバー8名が。想定は11名のツアー中、雪崩に遭遇し3名が流された。この後の訓練模様はダイジェストをビデオでアップします。
探索開始から、最後の埋没者救出まで約30分でした。見学者全員から拍手が沸き起こりました。でも、これだけ上手いチームワークでやってもこれだけの時間が掛かります。
ビーコン探索や、プロービング、シャベリングはやっていると面白いのですが、実際に我々二人でツアー中に雪崩に遭遇したら、、、
雪 崩に遭わないことを第一に考え、今後のバックカントリーを楽しもうと思いました。その為には、入山前の最低1週間の気象データ分析、行動中のアクティブテ スト、ピットテストに拠る積雪安定性の判断、地形に気を配りルート選択を行う、等々、今回教わったことを二人でそれぞれがリーダーとして実践して行くこと を徹底しなきゃ。
講習後、各パーティーの反省会、発表会の後、講師による修了認定が行われました。全員無事、修了証書をいただくことが出来ました。
我がパーティーの講師を務めていただいた、Yさん、Kさん、それぞれのご経験による数々の有益はお話は大変参考になりました。ありがとうございました!
そしてメンバーのYさん、Mさん、2日間と短い間ではありましたがコミュニケーションがとても良く取れ、楽しく過ごすことが出来ました。ありがとうございました!
3 件のコメント
お疲れ様でした。
内容の濃い2日間でしたね。
家に着いたら、くたくたで、倒れこむように寝てしまいました。(笑)
実際の現場では遭わないようにしましょうね。
あ、でも埋まってたら助けてくださいね~(笑)
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この投稿は2010年3月4日木曜日 – 11:49 AMに行われましたが、
管理人の不注意により、削除されてしまいましたので、back upより
手入力にて復旧させたものです。
2010年8月10日火曜日 – 01:25 PM
連投すいません。
ムービー見ました!
凄くわかりやすく編集されていて、ついつい見入ってしまいました。
同じクラスだった人にも案内しますね。
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この投稿は2010年3月4日木曜日 – 08:51 PMに行われましたが、
管理人の不注意により、削除されてしまいましたので、back upより
手入力にて復旧させたものです。
2010年8月10日火曜日 – 01:25 PM
うしじまさん、
連日の寝不足でご返事遅れまして申し訳ないです。
当日、私は小樽でダウン。いくに運転を代わって貰い、寝ながら帰ってきました。(^^)
講習会を受けて感じたのですが、同行するならただ3種の神器を持っている人ではだめで、講習会受講者とでなきゃ行きたくなくなってきました。(^^ゞ
ムービーへのお褒めの言葉ありがとうございました!でも、あれは主演者達が良かったからですよ!
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この投稿は2010年3月5日金曜日 – 01:06 PMに行われましたが、
管理人の不注意により、削除されてしまいましたので、back upより
手入力にて復旧させたものです。
2010年8月10日火曜日 – 01:26 PM
お願い
お願い
100年前のカナダの雪崩事故で亡くなった方々のご遺族を捜しています。
1910年(明治43年)3月4日カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州ロジャース・パスで、カナダ太平洋鉄道の線路上に堆積した雪塊の除雪作業あたっていた鉄道労働者58名、内、日本人32名が雪崩のため亡くなりました。
この事故で亡くなられた58名全ての犠牲者を追悼する初の合同慰霊祭が、2010年3月4日カナダで100回忌慰霊祭として行われます。
亡くなられた方々の出身地は、静岡(7名)、広島(5名)、岡山(5名)、宮城(3名)、福井(3名)、滋賀(3名)、鹿児島(3名)、長野(1名)、山口(1名)、福岡(1名)の広範囲に渡ります。
犠牲者のうち未だ3名のご遺族としか連絡が取れていません。
何か情報がありましたら、以下宛ご連絡いただきますようお願いいたします。
宛先:
藤村知明さん
詳細
http://www.canadianalps.com/1910%20Avalanche%20Press%20Release.pdf
11月17日に、藤村さんより犠牲者名簿を頂きました。お名前、既婚/未婚、享年、予想生年、出身地が記載されています。享年19歳から39歳でした。「あれっ、どっかで聞いたことが有るぞ!確認したいな!」って方は私宛メール頂ければ名簿をお送りいたします。
Two Avalanche Meetings
藤村知明さん、33歳。カナダ雪崩協会のプロフェッショナルメンバーで、レベルストークマウンテンリゾートのプロスキーパトロール/雪崩予報補佐官です。
北海道山岳雪崩安全セミナーで「雪崩リスクマネジメントの基礎」を講演され、その後、100 年前の雪崩犠牲者を追悼する「1910年 ロジャースパス雪崩犠牲者 100回忌雪崩チャリティ・イベント」の講演をされました。この雪崩事故はカナダでも最大の雪崩事故であり58名の犠牲者が出ました。その内32名が日本 人だったのです。彼は、来年3月に開催される現地のイベント主催者から依頼され、日本人犠牲者の慰霊を行うため、犠牲者の方々の身元確認を行うボランティ ア活動を行っています。32名の方々は1907年に日本からカナダのCPR社(カナダ・パシフィック・レイルウェイ)への派遣労働者でした。日本には身元 確認を行える情報はありませんでしたが、カナダには残っていたそうです。現在犠牲者のうち3名のご遺族が判明し、明日以降お会いする予定だと。
前後しますが、彼の「雪崩リスクマネジメントの基礎」からも大変感銘を受けました。現在、カナダでの雪崩に関係する各機関の情報の蓄積と、その共有ネットワークが大変素晴らしく機能していることを知りました。また、なんと100 年前のこの雪崩前後の気象情報が正確に記録されていたそうです。その情報から彼は、いつこの雪崩の滑り面となった弱層が出来たのかを推測しました。ご存知 の通り地球上での天候は西から東へと移動して行きます。西方で起こった大規模雪崩はその直後東方で起こりえるのです。上記の雪崩の三日目にシアトルで大規 模雪崩が起きていたそうです。この時期パイナップルエキスプレスと言う季節風がハワイから北米大陸に向けて起こるそうで、その影響が有ったのでは、とも推 測されていました。現在カナダ&アメリカではこれらのことから更なる情報共有のネットワーク必要性が提唱されているようです。日本における、この分野での 発展を望みます。
夏山の低体温症・凍死事故を防ぐ
7月のトムラウシ山の遭難事故を受けた、北海道雪崩研究会による学習会に参加してきました。体温、熱の喪失、運動時の熱生産と疲労、栄養、寒冷時の体の反応、低体温症・症状、治療、衣類と解りやすくためになる内容でした。











