2010年 北海道山岳雪崩安全セミナー

中山峠スキー場もオープンし、今年もテレマークのシーズンがやってきました!

今年の基礎、中級、講師養成クラス受講者は現在80名程。我が家は中級クラス受講ですが、 まずは、上記セミナーの受講です。

内容は 左の通り。

ビーコンの実習では、今まで触ったことの無かった、マムート、BCA TRACKER2を操作できたのは良かったな〜。近づくと音が変わって注意を促すって良いですね!

 

また利尻岳雪崩事故報告では、雪庇崩落により2名が転落し、一人は50m ロープ一杯伸び切って雪壁上で停止。他の一人はロープが破断。更に誘発された雪崩により約760m程度まで滑落! 幸い2名とも大事には至らず、自力下山 した、その当事者による報告でした。最新号の岳人には別の角度から「なぜロープが破断したのか?」がメインで記載されているようです。我が家のテレマーク スキーでは行かないようなシチュエーションではありましたが、雪崩に巻き込まれながら、どう行動したかが非常に参考になりました。良く言われている「呼吸 の確保」「雪崩により下方に埋もれないために泳ぐこと」を如何に行ったかの、貴重な体験を伺いました。

そして、最新ビーコンテスト報告。 テスト機は、ARVA 3 axes, ARVA Evolution 3, MAMMUT PULSE Barryvox, ORTOVOX S-1, PIEPS Freeride, TRACKER2。

実はS- 1は我が家からの貸し出しです。なので今回のテスト結果は、機器の個体差があったとしてもダイレクトに受け止められる。その評価は如何に! 結果は、取説 に書いている内容とは異なる自分の印象と同じものでした。今後、探索の時のジグは20mで行います。もしくは最初に購入したアナログのアルパインビーコン AB-1500との併用が良いかも。

ビーコン実習で体験しましたが、それぞれの機種はそれぞれ良いところがありますが、また、癖もあります。それを理解し使いこなしていくことが必要だと思いました。アナログとデジタルを搭載した機種は探索距離が長いのですが、突然逆方向を示したり、1カ所で360度回転させられたりと。

S-1の探索距離は他の機種に比べ劣るところもありますが、いったん埋没者を認識した 後の最終探索は他のどの機種よりも簡単で早い。また複数埋没の探索も理解しやすい、ということも、改めて認識しました。購入してからソフトのバージョン アップが1回ありましたが、次回は探索距離に関しての改善が出来たら良いな〜。

以上のセミナー内容につきましてご興味がありましたら、LINKの北海道雪崩研究会へどうぞ!

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11月2日追記

安藤氏の報告で重要だと思ったことを備忘録として追記します。

もし雪崩に巻き込まれた際、以下のことを覚えていると良いかも。

  1. 雪崩の流れる流速、向きは一様ではないこと。そのため、いろいろな体勢で流され、埋まったり、斜面の遷急線付近(緩斜面から急斜面への切り替わり地点)で雪崩表面に出されたりを繰り返したこと。
  2. 速度が落ちると、雪に締め付けられ呼吸困難になること。
  3. 体の流れとは異なるヘルメットに引っ張られ、首を絞められること。安藤氏は途中で外すことが出来た。
  4. 呼吸の確保のために口の前に両手で空間を確保しようとしても、雪に押され顔面に押しつけられてしまう。そのため、両手で作った空間を顔面から離すような動作が主だったこと。
  5. 体がある程度動かせる状況時は肩から肘を使って泳ぎ、雪崩により下方に沈み込むことを防いだこと。クロールの様に泳ぐことは出来る状況では無かったこと。
  6. 体が異なる方向に引っ張られ、ひねられる状態になったことにより、左膝内側側副靱帯断裂、右肩鎖関節亜脱臼。
  7. 途中何度か呼吸困難となり落ち掛かるが、ラッキーなことにその度に斜面の遷急線付近で雪面に出たりして、口内に詰まった雪塊を手で掻き出すことが出来たこと。
  8. デブリ末端の遷急線付近で飛び出すようにして、停止。息を整え二次雪崩の危険の確認を行ったこと。電話連絡が取れるか試みたこと。

 

 

3 件のコメント

うしじま

今年も満席だったようですね。

ビーコンも相性があるし、なかなか奥が深いですよね。

今度、S-1使わせてください。

2010年11月2日火曜日 – 11:32 AM

 

 

やまだ

うしじまさん、

今週末はビーコン実習しますか!

S-1 x 2台と、アルペンビーコン1500、DTS trackerの計4台ありますよ。

2010年11月3日水曜日 – 12:31 AM

 

 

うしじま

OKです。

うちのアルバ持っていきます。

2010年11月3日水曜日 – 01:33 AM

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